pomipomikanの雑記ブログ

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LGBTで本当に辛い人を助けるにはどうしたらいいのか教えてください

はじめに断っておくが私自身はLGBTではない。ただ、私自身がその人の話を聞いているうちに、衝撃的すぎて、自分がなにかしなきゃ、発信しなきゃ(と言ったらおこがましいが)と思ったため、ブログにしたためることにした。

少し事実を改変して書いている。

 

わりかし身近な人物が、トランスジェンダーであることが最近わかった。義務教育時代に同じだった人で、在学中含めここ10年関わりをほとんど持ったことがなかった人物だ。

中学時代の同級生の彼(当時は彼女、になるのだろうか)は、あまり話したことのない顔見知りの1人だった。「なんとなくボーイッシュな子だな」と思っていたが、彼がスポーツをしていたこともあり、「スポーティでボーイッシュなファッションが好きなんだな」程度にしか思っていなかった。

当時いじられキャラであまり同性に優しくされなかった(?)顔見知りの私にも、優しく接してくれたことをよく覚えている。一方で彼の親は片親でマイルドヤンキーといった感じで、ご家庭はあまり経済的に豊かではなさそうだった。

そんな彼が名前を変えたと聞いたのは、中学卒業からかなり経ったころだった。私は状況し大学に進学していたが、彼は高校を中退し働いているらしい、ということしか知らなかった。成人式に彼の姿はなかった。代わりに、彼が改名した事実と、「どうやらあの子はトランスジェンダーらしい」という噂を耳にした。

その時はそのことについて深く考えなかった。性同一性障害だとかトランスジェンダーだとか、言葉だけは知っていても、実際の状況理解に結びつかなかった。改名についても「ああ、〇〇ちゃんボーイッシュだったもんな。男っぽい名前がよかったんだな」程度しか考えなかった。ニックネームを付け替える程度にしか思わなかったのだ。

 

そんな彼についての新たな噂が聞こえてきたのは、ごく最近のことだ。それもいきなり、かなり辛い状況であることが察せられた。たまたま、かつて彼と交遊のあった友人から、「どうしたらいいと思う?」と私自身が内密に相談を受けたため、知ってしまった情報だった。

彼についての情報はこうだ。中学卒業時に家族にトランスジェンダーであることをカミングアウトしたものの理解が得られず、それ以来勘当されているような状態で、連絡が絶えて久しいということ。高校中退後いくつもの仕事を転々としたが、職場に恵まれず、また多忙により体調を崩し、現在は無職であるということ。性転換手術を行ったが、非正規(?)の病院だったらしく失敗してしまったこと、精神的な疾患により、多量の睡眠薬を服用しても夜も眠れないこと。無職で家族からの経済的支援もなく病院にも通っているため、経済的にかなり困窮しており、食料にも困っているということ。何度も役所に掛け合っているものの、生活保護が受けられないということ。そして彼自身は、自分がトランスジェンダーであることを周りに知られたくないということ。

 

この話を聞いて、私は自分がいったいどうしたらいいのかわからなくなった。初めは嘘か真かも疑っていたが、聞いていくうちに事実であるかどうかどうでもよくなった。

 

とにかく、彼を取り巻く状況すべてが、彼を苦しめる方向に動いてしまったことに「どうして?」という思いでいっぱいになった。思考がぐるぐるして目が回りそうだった。

そして私には「なにができる?」と自らに問うた。しかし考えても、調べてみても、できることはほとんどなかった。正直言って何も知らない自分に絶望した。

東京にきて、大学に通い、常識という名の武器を身につけて、社会に出ようとしていて、自分はなんでもできると思っていた。けれど、目の前で本気で困っている友人一人も救えないなんて。なんて無力なのだ。今の自分にしてあげられるのはせいぜい「インスタント食品を送ってあげる」くらいだった。(それだって自分のバイト代では苦しくてろくにしてあげられない。)

 

性的マイノリティであることに対する世間の風当たりがこんなに強いなんて(実際自分も理解していなかったけれど)。愛し愛されることが当たり前だと思っていた家族から、理解も協力もされないことがあるなんて。仕事がなくて生活に困っているのに、生活保護を受けることが難しいなんて。生活保護以外に、民間の団体などでも経済的支援を受けられたり無料、無償でご飯を食べられる場所ってほとんどないなんて。彼の暮らす(私の育った)地方では、LGBTの支援団体やコミュニティがほとんどないなんて。

何にも知らなかった。

 

自分のような人間は、彼のような「身近な人物が大変な目に遭っていた(いる)」ことでしか気持ちを想像したり、痛みを感じることができない。彼のことをどうにかしたくて、初めてちゃんとLGBTのことを調べたくらいだ。

彼はひとりぼっちだ。心を開ける人がほとんどいない、本当にひとりぼっちだ。経済的、精神的、身体的に困っていることを改善に向かえるよう誰かが支援してあげなければならないのに。私はどうしたらいいんだ。

まとまりのない文章ですが誰か助けてほしい。

誰か、打つ手はありませんか。助けてください。教えて下さい。